開発事例

EUT アップサイジング事例

株式会社スティングレイ 様
株式会社スティングレイ 様

独自に作製したAccessファイルが限界に
SQL Serverへのアップサイジングで 劇的なパフォーマンス改善に成功

スティングレイ様は映画など情報を、ポータルサイトに提供している企業です。映画のデータベースを利用し、その映画に関するデータの提供サービスを行っています。msnムービーやyahoo 映画等の、一番基盤となる部分の情報を提供しています。

● Access の限界

株式会社スティングレイ 企画・製作 山田 晋樹様 10年くらい前から担当の山田様が作ったAccess によるデータベースを運用していました。少しずつ改良しかしながら、満足のできるシステムを作ってきたため、要件が網羅された、機能的には非常に優れたシステムが出来上がりました。しかしながらクライアント数も増え、データが多くなり、データが10万件を超えた頃から、明らかに処理速度が低下し、限界に達したことを感じる場面が多々発生するようになってきたのです。

 運用も不安定で、破損も多く、複数人数で利用するとクラッシュする、容量もすでにAccess の限界である2GBに近づきつつありました。ハードのスペックを上げるなどして何とかしのいではきましたが、ついにその方法でもスピードを上げることは出来なくなりました。バックアップも手動でするしかなく、騙しだまし運用を続けていたのです。今の操作性を変えずに、SQL Server を利用できたらそれが理想、それをすることが問題解決の方法であることは強く認識していたのでした。

● 既存のAccess を利用してくれるベンダーは皆無

 しかしながら、その理想をお願いできるベンダーは中々見つかりませんでした。現状のAccessの動きをそのまま再現するのは難しく、また作り直すにしても10年間かけて不満足な部分を改良しながら作り込んできたソフトを、簡単には捨てられません。なんとか現状のAccess データベースをうまく利用する方法がないか模索していました。

 そんな2年程前のある日、新宿で行われたマイクロソフトのセミナーに参加してAccessからアップサイジングする、という方法があるということを知りました。この方法であれば今の問題が解決できるのではないか、そう考えていた矢先に、セミナーの講師を担当していて、アップサイジングに非常に多くの実績を持つ株式会社インフォースから連絡をいただきました。それをきっかけにアップサイジングという手段を、具体的に検討し、2008年9月、ついに株式会社インフォースにお願いすることになったのです。

● アップサイジングをすることで業務効率が劇的に変化

 アップサイジングが終わった今、本当にこれをやって良かったと感じています。今までスピードはとても重要なことでしたが、それが信じられないほど劇的に早くなりました。そのおかげで、今までとても出来なかった、チェック作業などもできるように、データベースとしての制度もぐんと良くなりました。作業の工程が増えたにも関わらずストレスは感じられません、処理も早く終了することになったため、他に出来ることが増え、仕事の効率も劇的に上がりました。

 今後は自宅からでも参照し、作業が出来るようにしたいと考えています。家からサイトを見ていて間違いを見つけた場合など、その場で直せるようにして社外スタッフでも簡単に操作が出来るようにしていきたいと考えています。

 Access は本当に良いソフトです。使い易いし、高性能で作りやすい。しかし使っているうちに必ずこういう問題に陥るので、きっと困っている人もいるはず、もし同じようなことで困っている方がいたら、ぜひご紹介しますと最期におっしゃって頂きました。

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マイクロソフト認定パートナー
ACCESS開発・ACCESSアップサイジング
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